リハビリ中

真白の衣を紅く染め、いざや来たりや雪の香の

紡ぎは朝の冷たき露を、御髪に輝く星飾り

けれど真白は紅を吸い、儚く溶けた雪の香よ

御手に春日の刃を抱き、流れた赤を涙で清め

来ぬとは判れど祈りは遙か、遠き地平に消えた歌

それは時空の先の友へか、それとも愛しき風の子か

いつか真白を赫に代え、清らの涙を携えて

真白の笑顔の還る日を、いつかいつかと待ちながら。