切羽詰ってる時に限って

創作しちゃったえへ。
相変わらず似非夢小説。相変わらず種。相変わらず仮面。
相変わらず主人公独白。以前書いたのと同じ人ですたぶん。
明後日ていうか明日だなもう。試験です。
明日は何があってもネ落ちするので今日上げちゃいます。
分けておきますのでお嫌いな方は絶対にあけないでください。
特にキーワードで来られた方は要注意。




ところで日曜って何で異様にアニメ系ラジオ多いんだろう……。
特に文化放送。というか文化放送
JOQR。今日最後の放送は皆川さんの番組でした。
でも自分内一番しょ〜もないラジオはTBSラジオだった。954。
ラジオ最●記〜笑ってそ〜い●ろ〜って奴。
ラジオ体操相談室とか好きでしたが。ラジ子?とか。
石田さんのおねぇ言葉が(一回限りでした)





イメージはCoccoの星の生まれた日です。
ベスト盤…っていっていいのかな。アレに入ってました。
物凄い切なげで好きな曲です。
Coccoは曲の幅が広くてお気に入りはやっぱり偏ってるような気がします。


歌の著作権は作者の方に在ります。侵害する気はまったくありません。
文章の著作権は私に帰させていただきます。







あなたが星につくころ
私は一人泣くから






星の生まれた日










ひとりでいるときに歌うことは在るけれど人前で歌うことはあまりない。
けれど、まだ平和だった月での幼少時代
弟分である二人に子守唄を歌って聞かせたものだった。



それらのほとんどはずっと昔の極東の歌で
自分で覚えた記憶はないから、恐らくこの体の前の持ち主が好きだったのだろう。

零れ落ちる記憶のかけらの中で、それらだけはいつも優しくたゆたう。







キラのお気に入りとアスランのお気に入り、どちらを歌うかでけんかになったのは一度や二度じゃなかった。
大抵のことは折れるアスランがこのときばかりは絶対に譲らず、昼寝前で眠いことも手伝って最後は二人してぐ

ずりだした。
仕方がないので両方歌うことを提案するのだが、いつも一曲目で眠ってしまう。
それを二人とも判っているから、ほぼ毎回あきもせず、幼年学校を卒業、つまり昼寝を必要としなくなる時まで

言い合いを続けていた。






ほかにそのことをしっているのは、二人のご母堂と義理の姪であるラクス。

そして、アノヒトだけ。











薬で眠るアノヒトの傍らでふと、今のように思い出に耽った。
重ねられた手に、二人も一度握り締めると起きるまでそのままだったと思った。
膝に感じる重みに、二人同時に膝に乗せていたら足が痺れてしまったなと苦笑した。






あの時、何故そうしようと思ったのか私自身未だにわからない。



手のぬくもりも、かかる重さも、手で掬った髪の感触も何一つ違っていて
進む道も、目指す先も、決して交わりはしないのに





平和で暖かかった日々、二人にしたのと同じように
握られた指先に微かに力を込めて、普段は隠された額をなだめるようにそっと撫でた。



ひと時だけ、夢の中だけでも、安らかな時が訪れることを願って







最後に僅かに緩んだ目元へ落とした口付けが切なくて、涙が溢れた。









アノヒトへ聞かせたのはその一度きり。
アノヒトの為に歌ったのは数え切れないほど。

もう、届くことはない。






ソラで果てたアノヒトだから、私の助けなんてなくても、きっと、星になれただろう。


もし、何かに捕らわれたなら、私がそれを解き放つから。






私を忘れてしまえばいい
変わりに私が覚えているわ





いつか明日を愛せる日まで






End







最初はしなやかな腕の祈りの方があるんだろうなと思いました。
でもなんとなく曲調でこちら。
何にびっくりってノートに書いた時の誤字っぷりにびっくりだよ。
本当に現代文大丈夫なのか聞きたいくらい。


改定しました。05.02.09 16:39