青だけのこれば

これだけ活字中毒で本に依存して生きているけれど
もしも選ぶのなら私は
視力よりも聴力を残すと思う。
それで何度後悔しても選択はきっと変わらなくて
空の青さも大好きな文字の並びも何もかも失っても
聞こえた潮騒や私を包む音律を手放すことは出来ないでしょう。
けれどいつか耐えられなくなったら
私は何をするんだろう。